先輩URAの声
Q1. 仕事内容を教えてください
私が国際グループで担当している業務は、主に二つのカテゴリーに分けられます。一つは、海外大型ファンドの申請や英語論文校閲などの支援で、研究者が英語のブラッシュアップを必要とする際の業務です。もう一つは、海外の大学との学術交流協定提携や国際会議の企画・運営など、大学の外交的な役割のものです。前者は学術研究展開センターが中心に、後者は大学の国際関連部署と連携して行っています。
Q2. 仕事のやりがいは?
リサーチ・アドミニストレーター(URA)の仕事がなければ出会えなかった方々と人脈が築けることです。URAになってからこれまで、業務でスウェーデンからウガンダまでの世界10カ国以上を訪問しました。一番思い出に残っているのは、オランダのフローニンゲン大学を表敬訪問した後、同大学の学長が2年続けて京都大学を訪問されたことです。1度目の来学は学生交流協定の調印に結びつき、2度目の訪問時にはご家族も同伴され、私が学内の案内役を買って出ました。一つの出会いが大学全体に広がり、また、そこから個人的な人脈で仕事がつながると、やりがいを感じます。
Q3. 業務でチャレンジングなことは?
「国際」というキーワードで仕事をしていると、専門分野や地域を問わず、様々な研究者から依頼が来ます。例えば、欧州の大型ファンドに申請する情報学分野の先生からの支援依頼など、文系出身者であるにも関わらず申請書のブラッシュ・アップに携わらないといけません。ただ、URAには様々な専門分野の同僚がいるので、この時は情報系URAの助けを借り、タッグを組んで対応しました。「国際」という広い窓口から、いかに狭く深い研究内容に関与できるか、というのが永遠の課題です。