記念すべき第1回研究会は京都大学物質−細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)科学コミュニケーショングループ特定研究員の水町衣里さんをお招きし、「大学内外の人材の交流」をテーマに6月20日午後6時より開催いたしました。参加者の簡単な自己紹介の後、水町さんの活動紹介に移りました。
質疑応答では、「異分野の研究者を結びつけるのに大切なことは?」、「あらかじめ決まっている研究テーマに人を呼び込んでもうまくいかないのでは?」、「積極的に参加できる研究者の特徴は?」など多くの質問が投げかけられ、意見が交わされました。いったん、閉会とした後もほとんどの方がその場に残り、小グループ単位で議論がはじまりました。グループ間でもインタラクションが起こり、議論が膨らんでいる様子が見られました。また、普段顔を合わすことのない異なる職種の参加者間に交流が生まれ、リサーチ・アドミニストレーションの基本となる人的ネットワーク形成のきっかけが生まれていました。
気づけば総勢24名の方々にご参加頂き、午後9時近くまで討論が続くという大盛況ぶりでした。参加してくださった皆様、心より御礼申し上げます。今後も研究会のテーマ、企画等知恵を絞り、魅力ある会となるよう努力いたします。
融合的な研究がうまく行く研究者は、自分の専門以外の世界や論理があることを理解している、いわば「越境」したことのある人たちであるような気がする。。。
第1回KURA研究会 〜 「つながり」が気になる from kura-office