京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

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百万遍談議 第23回「雲をつかむ話」(2024年12月20日)

12.05(Thu)2024

かつて喫茶店等で盛んに行われていた学生同士の議論を復活させ、「百万遍談議」として継続的に実施していきます。

授業ではありませんので、なにかこうしなければいけないという義務はなく、単に興味があるから参加して、人の話をきき、自分の考えを述べる。それだけです。
毎回のテーマに関して、あらかじめ知識が必要となるわけではありません。
唯一お願いするのは、毎回提示される「書物」あるいは「短文」を読んでくること。
また、「議論」はしますが、なにか結論を導こうとして話をするわけではありません。テキストを読んで思ったことを自由に話してもらえばいいわけで、もちろんその場で誰かの発言をきいて思いついたことを話しても結構です。

「人はこんなことを考えているんだ」ということを知るだけでも楽しいですし、さらには、自分の考えを人にきいてもらうことの楽しさも、大学生に与えられたある種の特権です。
気軽な気持ちで参加してください。
いろいろな人と人、人と言葉あるいは考えの出会いが生まれることを楽しみにしています。

今回は特別に伊藤亜紗さん(東京科学大学教授)をゲストにお迎えし、「所有」をめぐる多様な実践をテーマにしたテキストをもとに「雲をつかむ話」と題して、みなで自由にお話できればと思います。また、談議の前には伊藤さんを囲んだ交流会も開催します(百万遍談議とセットで要事前申し込み)。どなたでも参加可能ですので、そちらもあわせてぜひお越しください。

テーマ

「雲をつかむ話」

話題提供者

伊藤 亜紗(いとう・あさ)

東京科学大学教授。同大学未来社会創成硏究院/DLab+ディレクター。専門は美学、現代アート。もともとは生物学者を目指していたが、大学3年次に文転。2010年に東京大学大学院博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。著書に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社)、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『目の見えないアスリートの身体論』(潮出版社)、『どもる体』(医学書院)、『みえるとかみえないとか』(アリス館)、『体はゆく』(文藝春秋)など。

テキスト

伊藤亜紗「頭上の影」『新潮』2024年12月号、246-249頁

日時

2024年12月20日(金) 18:30~20:30

18:30~19:15 伊藤亜紗さんを囲んだ交流会
@文学研究科ぶんこもB1F 多目的スペース
19:15~20:30 百万遍談議
@文学研究科ぶんこも1F

場所

文学研究科ぶんこも(吉田本部構内 文系学部校舎1F・B1F)

対象

京都大学学部学生・院生(正規生)30名 先着順 / 定員に達し次第、受付終了

使用言語

日本語

費用

無料

お申し込み

申し込みフォーム

※要事前申し込み
※当日参加不可

参考情報

今回ゲストにお迎えする伊藤亜紗さんは、同日午後に総合生存学館にて開催予定の第1回思修館カンファレンス「文理融合研究・教育の未来」にもご登壇予定です。そちらもあわせてぜひチェックしてみてください。

第1回思修館カンファレンス「文理融合研究・教育の未来」

お問い合わせ

京都大学学術研究展開センター 百万遍談議担当
内線:16-5177
E-Mail : jinsha*kura.kyoto-u.ac.jp(*を@に変更してください)
※できるだけメールでお問い合わせください。

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