かつて喫茶店等で盛んに行われていた学生同士の議論を復活させ、「百万遍談議」として継続的に実施していきます。
授業ではありませんので、なにかこうしなければいけないという義務はなく、単に興味があるから参加して、人の話をきき、自分の考えを述べる。それだけです。
毎回のテーマに関して、あらかじめ知識が必要となるわけではありません。
唯一お願いするのは、毎回提示される「書物」あるいは「短文」を読んでくること。
また、「議論」はしますが、なにか結論を導こうとして話をするわけではありません。テキストを読んで思ったことを自由に話してもらえばいいわけで、もちろんその場で誰かの発言をきいて思いついたことを話しても結構です。
「人はこんなことを考えているんだ」ということを知るだけでも楽しいですし、さらには、自分の考えを人にきいてもらうことの楽しさも、大学生に与えられたある種の特権です。
気軽な気持ちで参加してください。
いろいろな人と人、人と言葉あるいは考えの出会いが生まれることを楽しみにしています。
今回は特別に、フィールド科学教育研究センターが所有する上賀茂試験地で、大学の森とその歴史について、ともに考えてみたいと思います。
テキストは、下記の申込フォームに記載のリンクからダウンロードして読んでください。
「大学の森、百年の記憶」 坂野上 なお フィールド科学教育研究センター 講師
2024年9月26日(木) 10:30~14:30
10:15 京都精華大前駅集合(希望者のみ。URAが試験地まで誘導します。)
10:30 上賀茂試験地集合
10:40 上賀茂試験地の案内、散策
12:00 昼食(各自でご持参ください。)
13:00 談議開始
14:30 終了、解散(希望者対象に、京都精華大前駅まで誘導します。)
フィールド科学教育研究センター 上賀茂試験地
( 京都市北区上賀茂本山2 | 叡電京都精華大前駅下車 徒歩10分 )
京都大学学部学生(正規生)10名 先着順 / 定員に達し次第、受付終了
日本語
無料
※要事前申し込み
※当日参加不可
今回は夏季休暇期間中の特別企画ということで、京都大学フィールド科学教育研究センターが保有する上賀茂試験地にて開催しました。
快晴の天気の中、午前中はフィールド研教職員による案内で上賀茂試験地を散策し、上賀茂試験地の成り立ち、試験地内の森林の植生、森林と人間の関わりなどにつき、実際に森林や樹木を見ながら説明を受けました。
午後からは談議に移り、午前中の散策の感想や、学生さん自身の「自然体験」を話し合ってもらうことからスタートし、「五感を使って体験できるのが良かった」「本での知識を実際に目にすることができた」「実家の近くにも里山のようなものがあり、懐かしさを感じた」「都会で育ったので新鮮だった」といった感想が出ました。
その後話題は「里山」の過去と未来、現状と課題の話に移りました。学生さんからは「里山に関心を持ってもらうための取り組みを地道に続けることが重要」などの意見が出ました。
(記録:横江)
京都大学学術研究展開センター 百万遍談議担当
内線:16-5177
E-Mail : jinsha*kura.kyoto-u.ac.jp(*を@に変更してください)
※できるだけメールでお問い合わせください。