2014年以降開催されてきた人文・社会科学系研究推進フォーラム及びJINSHA情報共有会では、人社系研究における研究評価の課題について、そして人社系研究に限らずあらゆるステイクホルダーによる評価方法の見直しを求める包括的な概念として注目されている、「責任ある研究評価」という概念に焦点をあて、議論の場を継続してきました。また前回2022年3月の会では研究IRに詳しいCode for Research Administration (C4RA)のメンバーにも参画いただき、議論の輪を広げてきました。
シリーズ3回目となる今回は、これまでに蓄積してきた議論や情報を整理し、「地図」として可視化することで、これまでの活動を次のフェーズへと進めるための基盤を整備します。科学技術政策において制度化されてきた研究評価は、研究活動にとってもつ影響が大きく、またオープンサイエンスや融合研究推進等にも深く関わるため、研究支援者にとっても避けて通れるものではありません。今回作成する「地図」を手に、研究活動の活性化を支える存在であるURA等研究支援者が、「責任ある研究評価」を理解し、その多様な活動において何らかの実践に踏み出すことを企図します。
第14回JINSHA情報共有会では、事前の情報整理から抽出された論点を中心に深めることで、次の方向性を見通す契機となるようなセッションを目指します。当日行われる議論は、後日整理し、制作物である「地図」へと反映される予定です。「地図」version 1は 2022 年 8 月頃の公開を目指しています。
今回のプロジェクトはNPO法人ミラツクの協力、そして「責任ある研究評価」への意識醸成、研究評価の改善に向けた活動に対して支援する助成金、DORA Community Engagement Grantsを得て実施します。
2022年7月28日(木) 14:00~17:00
オンライン(Zoom)
大学・研究機関関係者
14:00 – 14:15 | 趣旨説明・プロジェクトの概要紹介 |
14:15 – 14:45 | 抽出された論点紹介 (本プロジェクトWGメンバーによるモデルディスカッション) |
14:45 – 15:00 | 休憩/グループディスカッション説明・準備 |
15:00 – 16:00 | グループディスカッション |
16:00 – 16:05 | 休憩 |
16:05 – 16:20 | 各グループからの共有 |
16:20 – 16:50 | まとめのディスカッション |
16:50 – 17:00 | クロージング |
*グループディスカッションについては、参加登録時にディスカッサント/オーディエンスいずれかの参加方法をご選択いただきます。
*今回はチャタムハウスルールを適用します。会議中の発表、ディスカッションで得られた情報は利用可ですが、その情報の発言者やその他の参加者の身元および所属を明示的にも黙示的にも明らかにしないことを承諾いただき、自由なディスカッションができるようご協力をお願いいたします。
こちらからお申し込みください。 受付は終了しました。
※事前申込みのない当日参加:不可
主催:京都大学学術研究支援室(KURA)
人社フォーラム運営ネットワーク
(大阪大学、筑波大学、琉球大学、京都大学、早稲田大学、北海道大学、横浜国立大学、中央大学、広島大学、東京大学、東北大学、新潟大学、神戸大学)
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/act/20220728/
学術研究支援室(KURA)
人文・社会科学系研究支援プログラム
担当:藤川、佐々木
内線・外線:16-5160
E-Mail:hsspg*kura.kyoto-u.ac.jp(*を@に変更してください)