2022年に創立125周年を迎える京都大学は、持続可能な開発目標(SDGs) が策定されるより前から、対話を根幹とした自由な学風を継承して、地球上の生命の調和ある共存へ貢献してきました。SDGsとSDGsを越えた未来社会に対して貢献するためには、多様性に満ちた学生、教職員、研究者やリサーチ・アドミニストレーターらが自由闊達な対話を通じて新たな発想や学問体系を創造する「学問の場」を発展させ、社会へ提供していくことが必要です。
シュプリンガー・ネイチャーは、175年以上にわたり、研究コミュニティー全体へ最良のサービスを提供することによって発見の進展に貢献してきました。研究者が新しいアイデアを公開することを支援するとともに、公開するすべての研究が重要で着実であり、客観的な精査にも耐え、関心を持つすべての読者にもっとも良いフォーマットで届き、発見、アクセス、使用、再利用、および共有されるようにします。シュプリンガー・ネイチャーは、テクノロジーやデータの革新を通じて図書館員や研究機関をサポートし、学会に出版を支援するための優良サービスを提供しています。
現在、地球社会は新型コロナウィルス感染拡大や気候変動など、複雑に絡みあった社会課題に直面しています。社会は不確実性が高く複雑な社会課題に対しても、科学的に裏打ちされた解決策や行動様式の提示を専門家へ迅速に求めるように変容してきました。専門的な知識生産のサイクルを担ってきた大学や学術出版社は、従来の細分化した専門領域の中だけの知識生産サイクルを越えて、急激な社会変容からの要請に対応できる学術研究と学術出版の在り方を議論し醸成していく必要があります。大学と学術出版社は、新たな関係性を築くことで、未来の地球社会を担う若手研究者の独創的な研究活動への挑戦を後押しし、学術研究の多様性を寛容する社会へと導く知恵の源泉を生み出すことが期待できます。
京都大学とシュプリンガー・ネイチャーは、「学問の挑戦と機会:若手研究者とSDGsを越えた先の未来を見据えて」と題して、独創的な研究に取組んでいる京都大学の若手研究者とシュプリンガー・ネイチャー編集長のPhilip Campbell博士(前Nature編集長)が議論する座談会を開催します。これにより、若手研究者たちが、時に「破壊的」になりながらも情熱をもって既存のパラダイムに立ち向かい、複雑な社会的課題を再定義し、そして時代の要請に応えるため独創的な学術研究を生み出す挑戦を分かち合う場を提供したいと思います。
※SDGs: Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標) 2015年に国連サミットで採択された、193の国が取り組む、2030年までの国際目標である持続可能な世界を実現するための17のゴール。
2021年3月24日(水)16:30~18:30(日本時間)
オンライン開催(Zoomウェビナー)
※開催は終了しましたが、申込みフォームから登録いただければ録画を視聴していただけます
若手研究者、SDGsに興味のある研究者、一般の方、どなたでも参加いただけます。
英語(同時通訳はありません)
申し込みフォームからお申込みください。
(フォームに必要事項を入力いただくと、YouTube録画を視聴するためのURLをご案内します。)
Zoomウェビナー500名 先着順
※YouTube上で録画を見逃し配信中です
https://www.springernature.com/jp/campaign/20210324
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/act/20210324-2/
学術研究支援室(KURA)【間:AI DA】担当
園部、桑田、小山田
内線:16-5740
E-Mail:aida*kura.kyoto-u.ac.jp(*を@に変更してください)
Web: http://www.oc.kyoto-u.ac.jp/exchange/kyoto-daad-reports/
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