気候変動や資源エネルギー問題、インフラの維持管理などの諸課題は、中長期的な対応を要するまさに世代を超えた問題です。これらの課題は、既存のアプローチや社会システムの下では解決が困難です。これら長期的な諸課題に対処し、持続可能な自然と社会を将来世代に引き継いでいくための様々な社会の仕組みをデザインする試みが「フューチャー・デザイン」です。 「将来世代」の視点も踏まえ、持続可能な意思決定を目指す新たな枠組みとして、工学、経済学、脳科学(ニューロサイエンス)、政治学、哲学、心理学等様々な分野を融合した学際的かつ実践的な研究が進みつつあります。また、自治体などではフューチャー・デザイン手法を活用したビジョンづくりや政策立案が昨今進みつつあり、産業界での応用も始まっています。本講演ではフューチャー・デザインについてご紹介するとともに社会実装の最新の状況についてお話します。
日 時
2019年8月1日(木)15:30-17:00(開場15時)
場 所
京都大学
学術研究支援棟 地下会議室
講 師
大阪大学 大学院工学研究科 准教授
附属
オープンイノベーション教育研究センター フューチャー・デザイン部門長
独立行政法人経済産業研究所(RIETI)コンサルティングフェロー
原 圭史郎氏
対 象
京都大学の教職員・研究員・学生、関連する自治体職員
プログラム
15:30 – 17:00 講演(質疑応答30分を含む)
17:00 – 交流会(要申し込み)
申し込み
当日参加も可能ですが、事前準備のため
申し込みフォームからお申し込みください。
定 員
50名
備 考
講演終了後、交流会を予定しています。参加ご希望の方は
申し込みフォームからお申し込みください。
活動報告
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/act/520
お問い合わせ
学術研究支援室(KURA)産官学連携推進グループ(担当:伊藤、笠原)
内線:16-5735
E-Mail:sanren@kura.kyoto-u.ac.jp