「基礎科学分野の理論系で大型研究資金を確保するのは難しい!」
この度、惑星系形成論が専門で、輝かしい研究業績に加え、研究資金や拠点形成に関しても豊富な経験をお持ちの井田茂教授(東京工業大学 地球生命研究所 副所長)をお招きして、申請のコツ、国際共同研究などの経験についてお話をいただきます。理工学、医薬系の教員・学生、一般向け図書やアウトリーチに興味のある職員にも資するテーマですので、奮ってご参加ください。
日 時:2018年7月13日(金)16:00 –17:00
場 所:京都大学 学術研究支援棟 地下会議室
対 象:京都大学の教職員や研究員
講 師:井田茂 東京工業大学地球生命研究所 教授・副所長
申し込み:事前準備のため、申し込みフォームからお申し込みください。
<講師紹介>
プロフィール:
東京都生まれ。1984年京都大学理学部卒業、1989年東京大学大学院理学系研究科地球物理学専攻修了。理学博士。
東京大学教養学部宇宙地球科学教室助手を経て、1993年より東京工業大学地球惑星科学科助教授。同教授を経て、現在、東京工業大学地球生命研究所教授。専攻は惑星系形成論。
2004~2008年文科省21世紀COE「地球」グループリーダー、2009~2013年文科省グローバルCOE「地球から地球たちへ」リーダー、2012年~ 文科省WPIプログラム「地球生命研究所」副所長。2012~2013年日本惑星科学会会長。
著書:
『惑星学が解いた宇宙の謎』 洋泉社、『異形の惑星- 系外惑星形成理論から』 日本放送出版協会、『系外惑星』 東京大学出版会、『スーパーアース』PHP出版、『系外惑星宇宙と生命のナゾを解く』ちくま書房、『系外惑星と太陽系』岩波新書、共著に『一億個の地球』岩波書店(小久保英一郎氏と共著)、『地球外生命』岩波新書(長沼毅氏と共著)、『ここまでわかった新・太陽系』ソフトバンク(中本泰史氏と共著)など。
主要業績/受賞歴:
Ida, S., Lin, D. N. C. & Nagasawa, M. 2013. Toward a Deterministic Model of Planetary Formation. VII. Eccentricity Distribution of Gas Giants Astrophys. J. 775, article id. 42, 25 pp (引用59回)
Nagasawa, M., Ida, S. & Bessho, T. 2008. Formation of Hot Planets by a Combination of Planet Scattering, Tidal Circularization, and the Kozai Mechanism. Astrophys. J. 678, 498-508(引用291回)
Ida, S. & D. N. C. Lin 2004. Toward a Deterministic Model of Planetary Formation. I. a Desert in the Mass and Semi Major Axis Distributions of Extra Solar Planets. Astrophys. J. 604, 388-413 (引用518回)
Kokubo, E. and S. Ida 1998. Oligarchic growth of protoplanets. Icarus 131, 171-178 (引用479回)
Ida, S., R. M. Canup, and G. R. Stewart, 1997. Lunar accretion from an impact-generated disk. Nature 389, 353-357 (引用125回)
総論文数157編、総引用数9493回、h-index 52(ADS調べ)
2006年日本天文学会林忠四郎賞: Theoretical study of planet formation
<お問い合わせ>
京都大学学術研究支援室(KURA)国際グループ 斎藤知里
内線 16-85767 外線 075-753-5179