4月10日~13日に開催されたINORMS*(International Network of Research Management Societies) Congressにて学術研究支援室の武藤誠太郎URA、杉原忠URA、園部 太郎URAが“Development of Strategic Research Administration System in Kyoto University”と題して1時間のセッションを持ちました(40分の基調報告、20分の質疑応答)。本セッションでは①京都大学が文部科学省事業を活用してURAを大幅に増員し、研究力強化を目指してしていること、②「科研費の教科書」、「外部資金公募情報サイト:鎗」、「京都大学アカデミックデイ」を代表とする独自の支援策、③大学の国際戦略「2x by 2020」に基づく、国際シンポジウム開催や海外拠点の設置等の国際化に向けた取組みを紹介しました。これらに関する質問に答えると共に、当方からはURA組織および個人の評価指標について、どのように考えているか、実際にどのように対応しているかについて、意見交換を行いました。
会議期間中、各国主要大学のGood Practiceを学ぶと共にNCURA幹部、SRA international 幹部、各国の主要メンバーと親交を深めることができました。
なお、INORMS前日に、NCURAのInternational Regional Meetingにおいて、パネルセッション”DIVERSITY IN UNITY: GOOD PRACTICES IN RESEARCH MANAGEMENT ON A GLOBAL SCALE”が開かれ、パネリストとして杉原URAが発表しました。文部科学省がURAの普及・定着に力を入れていることに関心が寄せられました。
*INORMSは2001年に発足した世界各国の研究マネジメント関連の協会や団体からなるネットワークで、隔年ごとに、グッドプラクティスの共有や、共同研究を促進するために国際会議を開催しています。今回のINORMS 2014のConcurrent Session は70題、参加者は約450名。