京都大学学術研究支援室(KURA)は、2019 年 7 月 26日、「研究の発展につながる評価とは~研究評価の未来を洞察する~」と題したレクチャー&ワークショップ企画を実施しました。この企画は、KURAの人文・社会科学系研究支援プログラムメンバーが、人社系URAネットワーク*1 の6大学のURAと共同で実施しているJINSHA情報共有会の第6回として開催したものです。
当日は、欧州で盛んに取り入れられている「インパクト評価」を、それが出てきた背景を踏まえて概観できるよう、標葉隆馬 成城大学准教授に「研究活動の幅広いインパクトを巡る評価と洞察の在り方」と題するレクチャーをしていただきました。
次に「研究評価の未来洞察ワークショップ」を実施。評価制度が学術研究や大学経営、引いては社会にもたらす影響などから、研究評価の孕む課題と研究の発展につながる評価とは果たして何かを参加者がワークショップを通じて考え、意見交換しました。
当日は全国の人社系URAを中心に40名近くの参加者があり、人社系を巡る研究評価の問題への関心の高さが伺われました。
このレクチャー&ワークショップは、人文・社会科学系研究支援プログラムの稲石 奈津子URAが中心となって企画、準備を進め、プログラムメンバー(天野 絵里子、ヴィットフェルト アーロン、小泉 都、神谷 俊郎、佐々木 結、鈴木 環)が運営を、ワークショップの組み立てとファシリテートを白井 哲哉がサポートしました。今後、KURAの人文・社会科学系研究支援プログラムでは、このレクチャー&ワークショップの内容を人社系URAや関係機関と共有し、研究の発展につながる評価につなげる努力を続けていきます。
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当日発表資料
*1 大阪大学経営企画オフィス研究支援部門、京都大学学術研究支援室(KURA)、筑波大学URA研究戦略推進室/ICR、琉球大学研究推進機構研究企画室、早稲田大学研究戦略センター、北海道大学大学力強化推進本部URAステーション、横浜国立大学研究推進機構
<イベント詳細>
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/event/165
レクチャーする標葉隆馬准教授
会場の様子
ワークショップの様子