京都大学学術研究支援室(KURA)は、2019年8月2日、 人社系研究者を対象とした「大型研究費に関する情報交換会−科研費・基盤研究(S)を中心に」を開催しました 。
現在、京都大学では人文・社会科学系分野で科研費・基盤研究(S)に4件の課題が採択されています。このように複数の基盤(S)が人社系分野で同時期に採択されている機会は非常に貴重であり、採択課題の代表者である松田素二 文学研究科教授から、情報交換会の提案がありました。この提案をもとに、採択課題間でお互いに情報を共有すると共に、科研費の基盤(S)・(A)に申請を予定されている人社系研究者に向けて、採択されるまでのプロセス、申請の際のポイントなどについて採択者からお話しいただく会を開催しました。
当日は、ヒアリング時のプレゼン資料をもとに松田教授、竹沢泰子 人文科学研究所教授、池田巧 人文科学研究所教授の3名の代表者から説明があり、その後に質疑応答の時間を設けました。基盤(S)・(A)への申請を検討中の研究者とURAを中心に23名の参加があり、 終了後のアンケートでは「実際のヒアリング時のスライドを使いながら『勝てる』プレゼンを再現していただいたこと。スライドの構成、プレゼン方法など、非常に参考になりました。」「基盤Sの獲得者から直接お話を伺うことに勝るアドバイスはないと思います。今回の企画は大変有用で、よかったと思います。」「夏休みに構想を練る良いタイミングで開催していただきありがたかったです。」といった感想が寄せられました。
今回の説明会は人社系グループの稲石 奈津子URAが企画・準備し、当日の運営は人社系グループURAが担当しました。当日の記録もテキスト化し、京大内の方に提供していますので、ご希望の方は下記までお問い合わせ下さい。
学術研究支援室(KURA)人社系グループ
jinsha*kura.kyoto-u.ac.jp ※*を@に変更してください。
<イベント詳細>
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/event/172