京都大学学術研究支援室(KURA)は、2019年8月26日、本学とフランスのボルドー大学、エチオピアのアディスアベバ大学との戦略会議の開催を支援しました。
アディスアベバ大学で行われたこの戦略会議は、これまで各大学が培ってきたアフリカ地域研究を中心とした専門家25名が一堂に会して行われたもので、本学からは山極壽一 総長や松田文彦 医学研究科附属ゲノム医学センター長・教授、重田眞義 アフリカ地域研究資料センター長・アジア・アフリカ地域研究研究科教授ら研究者8名が出席しました。
会議ではまず、松田教授によって開催経緯と目的が述べられ、その後活発な意見交換が行われました。その中では、昨今重要性を増しつつあるSDGs(持続可能な開発目標)の流れを踏まえて日―欧―アフリカの研究体制を構築することの重要性が指摘され、その実現に向けてお互いが緊密に連携することで意見が一致しました。
また、会議の後半では、各大学が注力している「アフリカ地域研究」、「健康と高齢化」、「持続可能な都市」という3つのテーマに焦点を絞って今後の共同研究実施に向けた意見交換が行われました。ここには、上述した各大学に加えて 、ブルキナファソのワガドゥグ大学、ナイジェリアのイバダン大学といったアフリカ各地の研究機関からも参加者があり、それぞれの立場から建設的な意見を寄せました。今後、欧州諸国に加えて、フランス語圏のアフリカ諸国と京都大学との連携が強く期待されています。
なお、KURAからは坂本 翼URAが企画・運営を支援しました。
戦略会議の様子
集合写真