京都大学学術研究支援室(KURA)は、2019年8月21日、マダガスカルで本学とアンタナナリヴ大学との大学間学術交流協定(MOU)の締結を支援しました。
アンタナナリヴ大学は、マダガスカル共和国の首都に位置する同国最大の国立総合大学です。2018年にはすでに本学の複数部局との間で交流協定が結ばれていましたが、双方の研究者および学生の学術交流を一層加速させるべく、このたび、山極壽一 総長、森哲 理学研究科准教授、佐藤宏樹 アフリカ地域研究資料センター助教らがアンタナナリヴ大学を訪問しMOUを締結しました。
調印式の後は、山極総長による基調講演があり、アンタナナリヴ大学と本学の学術交流の歴史やこれまで生み出されてきた共同研究の成果が紹介されました。1997年の共同研究開始以来の22年間に及ぶ両大学の協力によって、動物行動学や動物生態学、霊長類学を中心として着実に研究成果が挙がってきていることが具体的事例とともに報告され、また、MOU締結によって森林生態学や遺伝学、人類学、地域研究、経済学といった新分野における共同研究の一層の飛躍が広く展望されました。このたびの調印によって、アフリカの大学がまた1つ本学の重要なパートナーとして加わることになります。
なお、KURAからは坂本 翼URAが企画段階から現地運営までを支援しました。
調印の瞬間
集合写真
メディア取材への会見