京都大学学術研究支援室(KURA)は、2019年5月21日、「研究の社会的インパクトとは?『ケイパビリティ(潜在能力)』から考えるワークショップ」を第30回 京都大学リサーチ・アドミニストレーション研究会として開催しました。<報告の詳細はこちら>
まず、欧州での最新事情に詳しい哲学者で今回のワークショップ講師、エリクル・シグラソン アイスランド大学人文学研究科研究部長より、人文学研究において研究の社会的インパクトを言語化するための理論的枠組みや考え方について示唆深い講義がありました。その後、グループワークを交えながら、研究の社会への裨益をどう社会に伝えるか、参加者13名がそれぞれの研究について考えました。
この企画は、KURAの人文社会科学系研究支援プログラム担当、特に佐々木 結URAと次世代研究支援プログラムの仲野 安紗URAが中心となり、講師と数回にわたる企画会議を開催。ワークショップの構想作成、当日のファシリテーションを担当しました。KURAでは、7月にもインパクトに焦点を当てたセミナー第6回JINSHA情報共有会「研究の発展につながる評価とは−研究評価の未来を洞察する−」を開催するなど、定量的な評価が難しいと言われる人文社会科学系研究において、研究の成果を可視化していく試みを継続していきます。
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