京都大学学術研究支援室(KURA)は2019年6月10日(月)、「キヤノン財団公募説明会~一新した研究助成プログラムの紹介~」を実施しました。
設立10周年を契機にキヤノン財団 のビジョンとミッションが見直され、今年度より <善き未来をひらく科学技術> と <新産業を生む科学技術> という2つの研究助成プログラムが新設されました。この機会に、当財団から星野哲郎 事務局長を招き、生まれ変わった本助成事業の理念と趣旨、公募内容を理解することを主目的として説明会を開催しました。
説明会には申請検討中の研究者を含む36名が参加し、質疑応答では申請資格や知財管理、審査内容に関する事項を中心に質問がでました。その後のネットワーキング(交流会)には引き続き14名が参加し、財団関係者と名刺交換や意見交換を行いました。研究者が自身の疑問を直接解決し、URAも加わりながら互いに交流を深める盛況な会となりました。
実施後のアンケートでは、参加して役に立ったという感想が大半を占め、「申請者自身に新しい科学技術、産業技術について考えさせる点が面白いと思った」、「本事業の申請書は他の外部資金と大きく異なり、構想力が問われると感じた」、「新たな価値観を既存の枠組みで審査することの困難さを感じるが、今後の動向を注視したい」などの感想が寄せられました。そのほか、「民間財団以外の公募説明会も本学で多めに開催してほしい」といった要望がありました。一方、交流会に関しては、「助成元の担当者との交流会はこれまで経験がなく、大変有意義な時間だった」、「様々なURAと面識ができたので、距離感が縮まり、非常に良かった」という好評も頂きました。
KURAでは、このような貴重な感想・意見を真摯に受け止め、今後も研究者が求める説明会やセミナーの実施を検討し、様々な公募情報を理解する機会の創出に努めていきます。
本説明会は浅見 智子URA、稲石 奈津子URA、下重 幸則URAが企画・運営し、当日の運営サポートは本部理系地区URA(高橋 和彦、鈴木紀子、太田 一陽)のほか、森脇 一匡URA、菅井 佳宣URA、坂本 翼URAも担当しました。
<イベント詳細>
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/event/154
助成事業の説明および質問に答える星野事務局長
質疑応答の一場面
説明会開始直後の様子
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