京都大学学術研究支援室(KURA)は2019年8月1日、第31回KURA研究会「フューチャー・デザイン‐将来世代に持続可能な環境と社会を引き継ぐために-」を開催しました。
「フューチャー・デザイン」とは、社会の長期的な諸課題に対処し、持続可能な自然と社会を将来世代に引き継いでいくための様々な社会の仕組みをデザインする試みです。
今回は、講師として、経済産業研究所(RIETI)コンサルティングフェローとしてご活躍の原圭史郎 大阪大学大学院工学研究科 附属オープンイノベーション教育研究センター准教授をお迎えしました。
研究会では始めに、環境問題など世界的な課題をもとに、フューチャー・デザインを考えるきっかけとなった事例の解説後、フューチャー・デザインの理論、実践中の地方公共自治体における具体例を紹介。さらに、都市工学だけではなく企業におけるイノベーション創出に向けた取組みなど、様々な場面への応用についても話が及びました。
研究会には、本学の学生、研究者、企業関係者を含めて30名が参加。講義後はフューチャー・デザインの考え方や取り組み方について、質問や意見が参加者から寄せられました。
今回の研究会は、KURA産官学連携推進グループの伊藤 健雄URAと笠原 のりこURAが開催準備を担当しました。KURAでは、本学の社会連携促進のために今後もこのような研究会・セミナーを学内に提供していきます。
<イベント詳細>
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/event/167