京都大学学術研究支援室(KURA)は2018年12月12日、フランスの社会科学高等研究院(EHESS)アントネラ・ロマノ国際担当副学長、同日仏財団理事長セバスチャン・ルシュヴァリエ教授など人社系の研究者7人の来学を機に、アジア学に関するラウンドテーブルミーティングを開催しました。
EHESSは人文・社会科学系分野に特化した大学院大学で、本学とはアジア地域を対象とした哲学や社会学、経済学、アフリカ地域研究で交流を重ねています。
今回は、KURAが本学の人社未来形発信ユニットと連携したラウンドテーブルミーティングを企画。本学の研究者8人が出席しました。
冒頭でKURAの関二郎副室長がEHESSとの交流を、またHESSのロマノ副学長がEHESSの活動の概略を紹介。続いて文学研究科の出口康夫教授が、人社未来形発信ユニットを通じた交流の可能性について述べました。
出口教授によるスピーチ
さらに、EHESSとの交流が深い文学研究科の落合恵美子教授と上原麻有子教授、人文科学研究所の竹澤泰子教授が、近年の研究交流と今後の計画を紹介しました。
落合教授によるスピーチ
またディスカッションでは、両大学の潜在的な強みを活かした今後の連携について議論が展開されると共に、KURAや欧州拠点による交流支援にさらなる期待が寄せられました。
KURAは今回のような交流会を重ねながら、欧州拠点とも連携し、人文・社会科学分野における国際連携推進に継続的に取り組んでいきます。
(参考)研究者交流会「日仏の人社系研究交流の展望とEHESS日仏財団の挑戦」を開催しました(2017年12月21日)