京都大学学術研究支援室(KURA)は2018年12月3~4日、アフリカ地域研究資料センター(CAAS)がフランス国立社会科学高等研究院(EHESS)と合同で開催した国際シンポジウム「アフリカの地球規模課題に対する地域研究の貢献」の企画・運営を支援しました。
このシンポジウムは、2015年5月28日に執り行われた全学学術交流協定の調印式、および2017年12月1~3日に本学で開催した国際シンポジウム「フランス=日本・地域研究フォーラム」の成功を受けたもので、アフリカにおける両機関のさらなる交流と共同研究の方向性を定めることを目的として開催されました。
本学からは、重田眞義 アフリカ地域研究資料センター長・アジア・アフリカ地域研究研究科教授や北島薫 農学研究科教授をはじめとする研究者9人、EHESSからはセバスチャン・ルシュヴァリエ EHESS教授・日仏財団理事長やエロワ・フィケ 同准教授をはじめとする研究者7人が参加しました。また他にも、パリ第7大学、ストラスブール大学、フランス赤十字社(FFJ)といった現地機関や、アンタナナリボ大学、国際アグロフォレストリー研究センター(ICRAF)といった海外の研究機関からも参加がありました。
このシンポジウムでは、本学が世界に誇るアフリカ地域研究の蓄積や経験をEHESSと共有することで、両機関の学術的交流を一層深める重要性が改めて強調されました。今後は、間も無くパリ北部に開設される新研究拠点(コンドルセ・キャンパス)活用を視野に入れて、さらなる研究連携を進めていきます。
なお、学術研究支援室からは若松 文貴URA、坂本 翼URAが企画・運営に携わりました。
重田眞義教授
北島薫教授
ルシュヴァリエ教授
エロワ・フィケ准教授