2018年10月25日、東京国際交流館で開催された「第2回研究大学コンソーシアムシンポジウム」において、京都大学学術研究支援室(KURA)のリサーチ・アドミニストレーター(URA)が、「KURAにおける外国人研究者支援」に関するポスター発表を行いました。
本シンポジウムは研究力強化に取り組む大学や大学共同利用機関法人によるネットワーク化を推進する、研究大学コンソーシアム(RUC)が、日本学術振興会世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)と共催したものです。
研究大学コンソーシアムでは、所属する機関での研究力強化に関する先導的な取り組みや情報、好事例等を発信・共有するため、シンポジウムを開催しています。
今回のシンポジウムでは、テーマのひとつが「外国人研究者の受け入れ環境整備について」でした。
挨拶と趣旨説明の後、沖縄科学技術大学院大学の取り組みを紹介する基調講演が、続いて外国人研究者の受け入れと環境整備に関し、WPIアカデミー関係教職員から好事例の紹介がありました。また京都大学 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)のダニエル・パックウッド講師/PIからは、外国人特別研究員、さきがけ等の経験も踏まえた発表があり、参加者は興味深く耳を傾けていました。
KURAの外国人研究者支援グループからは、佐々木 結URAと斎藤 知里URAが出席し、「KURAにおける研究支援に関するポスター」を展示しました。本学では国際戦略・生活支援を行う部署があるため、KURAの同チームの活動内容は、外部資金獲得を中心とした「研究」支援に特化しています。
来場者からは、学内の体制や支援対象規模について質問が寄せられたほか、各種ファンド書類の英語化を進める重要性について意見を交換しました。
発表したパックウッド講師/PI(写真右)と斎藤URA
KURA外国人研究者支援チームは、今後もRUCやWPIのメンバー校とも連携し、好事例や問題点の聴取を進めながら、本学の外国人研究者研究支援活動を展開していきます。