京都大学学術研究支援室(KURA)は2018年8月下旬、日本語版『科研費申請書の教科書』に続き、英語版の『Guidelines for Writing KAKENHI Proposals (Second Edition)』を作成・発行、配布を開始しました。
『科研費申請書の教科書』は、基盤研究・若手研究の研究計画調書作成時に留意すべきポイントをまとめた冊子で、科研費申請資格を有する京都大学の外国人研究者に配布しています。
英語版科研費申請書の教科書の初版は、KURAが2013年に作成した『科研費申請書の教科書(Version 1.2)』を英訳して発行されました。今回のSecond Editionは、科研費審査システム改革に対応した改訂版にあたります。
外国人研究者が日本で意欲的な研究を続けていくためには、基盤研究費としての科研費獲得が必要です。一方で、外国人研究者の多くは、日本での研究費申請には慣れておらず、自国との申請書の違いに戸惑うことも少なくありません。英語版の第2版となる本書は、日本で研究活動を続ける外国人研究者を支援するため、オリジナルの内容を盛り込むべく大幅に改訂し、外国人研究者が多く在籍する沖縄科学技術大学院大学(OIST)の外部資金獲得セクションと共同で編集しました。
『Guidelines for Writing KAKENHI Proposals (Second Edition)』が本学外国人研究者の科研費申請と採択のきっかけとなり、日本での充実した研究生活を後押しすることにつながれば幸いです。
本書の編集は、KURAの佐々木 結URA、斎藤 知里URA、田上 款URA、小泉 都URAが担当しました。