京都大学学術研究支援室(KURA)と研究推進部は2018年9月22日(土)、百周年時計台記念館で「京都大学アカデミックデイ2018」を開催しました。8回目の今回は、438人の来場者でにぎわいました。
「京都大学アカデミックデイ」は、内閣府による「国民との科学・技術対話」事業の一環として開催しており、研究者と市民が対話し、分野を問わずに誰もが学問の楽しさや魅力に気づける場として企画しています。 今回も、様々な分野の研究者と気軽に話せるポスター会場の「研究者と立ち話」や、研究者とじっくり対話できる「ちゃぶ台囲んで膝詰め対話」、トークイベント「お茶を片手に座談会」、出展研究者が推薦する図書を紹介する「研究者の本棚」、「映像企画」といった、一般来場者が京都大学の研究者と交流ができるようなコーナーを企画しました。
メイン会場となった「研究者と立ち話」では、226人の研究者が一同に介してポスターの前で自身の研究内容を説明。来場者はお目当てのブースを訪れては、研究者に次々と質問していました。
ポスター会場の「研究者と立ち話」コーナーで対話する研究者と来場者
「ちゃぶ台囲んで膝詰め対話」コーナーで、参加者からの質問に答える研究者
「映像企画」では、東南アジア地域研究研究所のマリオ・アイバン・ロペズ教授がドキュメンタリー作品を上映して解説
人気の「研究者の本棚」コーナー
「お茶を片手に座談会」では大学・企業の研究者や省庁関係者が登壇し、「『研究する』という働きかたと社会」をテーマに、国際間・産学間・分野間における研究・専門家人材の流動と社会変化について、どう考えていくことができるか話し合いました。参加者も交えた議論では、関西圏にある大学の教職員や社会人学生などが真剣な議論を展開しました。
座談会で議論を繰り広げた様々な立場の登壇者
【「お茶を片手に座談会」登壇者】
工藤剛史(音羽電機工業株式会社)
藤原綾乃(文部科学省 科学技術・学術政策研究所)
山本真司(学校法人河合塾 教育研究部)
マリオ・アイバン・ロペズ(京都大学東南アジア地域研究研究所)
神谷俊郎(京都大学学術研究支援室URA)
モデレーター:仲野安紗(京都大学学術研究支援室URA)
「アカデミックデイ2018」終了後、出展した研究者からは、「来場者の鋭い質問に気づかされることもあり、励みになった」「研究者として、今後どのように役割を考える一日になった」といった感想が、また来場者からは「様々な分野を知ることができ、充実した一日を過ごした」といった声が寄せられました。
今回の出展者一覧や発表内容は、Webサイト「アカデミックデイ2018」でご覧になれます。
アカデミックデイ2018は、白井 哲哉URA、神谷俊郎URA、仲野安紗URA、大西 将徳URA、斎藤万里絵URAが企画・運営にあたりました。
次回は2019年9月29日(日)に、百周年時計台記念館で開催予定です。
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