京都大学学術研究支援室(KURA)は2018年8月21日、第1回三才コロキウム —「サウンド・アーキテクチャ」をめぐって — を開催しました。
「わたしたちの間に共通の問いが立てられるのか」という疑問から出発し、場づくりを始めたのが2年前。このたび、国境・分野・セクターを超えた当事者間が具体的な関心事のもとで協働する場「三才コロキウム」として始動したのが、この取り組みです。
初回のテーマは、「サウンド・アーキテクチャ」。 2018年8月21日、仏エクサンプロヴァンス国立高等美術大学(芸術学)、東京大学(環境学)、東京芸術大学(芸術学)、同志社大学(文化人類学)から「音」に関する研究者・アーティストを迎え、京都大学の研究者(工学、脳科学)との討論会を開催しました。
前半は、各々アプローチの異なる最近の活動を紹介し、「音」の研究に関する情報交換の機会となりました。後半は、レコーディング、アーカイビング、リプロダクション、ディスプレイについて、文化的・技術的な観点から議論を行い、今後の展望を話し合いました。
京都大学学術研究支援室(KURA)では、研究における議論の場を、本来未分化である「創造活動」という拡張されたフィールドに設定し、共創の実現を後押しする取り組みを行っています。
こうした場の環境設定に関心のある方、一緒に考えませんか。
(連絡先:学術研究支援室リサーチ・アドミニストレーター 仲野安紗URA・鈴木 環URA・藤枝絢子URA)
※Webのコンタクトページhttps://www.kura.kyoto-u.ac.jp/contact/からご連絡ください。