京都大学学術研究支援室(KURA)は2018年8月28日、科研費の基盤、若手研究の研究計画調書作成時に留意すべきポイントをまとめた冊子『科研費申請書の教科書 Version 3』の配布を開始しました。 本書は、京都大学の常勤教員(特定教員含む)、特定研究員、特別研究員(PD・RPD)および科研費申請資格を有する非常勤教職員に配布しています。
KURAは2012年から『科研費申請書の教科書』を発行し、本学研究者に配布してきました。この度、2017年度を中心に実施された科研費改革に対応するため内容を一新しました。
これまでの『科研費申請書の教科書』は、「審査の基準をおさえ、かつ短時間で読める計画調書の作成」に主眼をおいてきました。本版ではこれらに加え、KURAのこれまでの科研費申請支援事業から経験的に見えてきた研究計画調書作成の課題とその解決策についても、できる限り加筆しました。
平成31年度科研費も、いよいよ公募が開始されました。本書が皆様の科研費申請と採択、そして研究の推進に役立てば幸いです。
本書の編集は、KURAの田上 款URA、稲石 奈津子URA、森脇 一匡URA、事務担当の武田菜月事務職員、京都大学次世代研究創成ユニット(E-NER)の小野英理URA(現・情報環境機構特定講師)が担当しました。
*『科研費申請書の教科書・英語版』も内容を一新し、外国人研究者に配布予定です。