ミャンマーのヤンゴン大学で2017年12月5日、ヤンゴン大学動物学科と京都大学総合博物館などが「京都大学・ヤンゴン大学国際シンポジウム:脊椎動物種多様性のアジア多国間研究ネットワーク」を開催しました。開催に向けた企画を、京都大学学術研究支援室(KURA)のリサーチ・アドミニストレーター(URA)が支援、参加者数はアジア11カ国から約200人に上りました。
国際シンポジウムでは、アジア各地で進められている生物多様性研究のほか、多国間ネットワークの構築や研究協力、研究基盤となる標本や博物館の役割といった多様な発表があり、参加者が今後の取り組みについて活発に意見を交わしました。
翌6日から7日にかけては「第7回アジア脊椎動物種多様性国際シンポジウム(AVIS7)」が開催されました。これは、2017年度から京都大学総合博物館が拠点機関として採択された「日本学術振興会研究拠点形成事業B.アジア・アフリカ学術基盤形成型」の一環として開かれたものです。さらに8〜9日には、AVIS研究トレーニングワークショップがありました。このシンポジウムでは、9ヵ国の大学院生や若手研究者が発表するとともに、実践的なトレーニングを受けました。
KURAは京都大学ASEAN拠点と連携し、ASEAN地域の大学・研究機関、在外機関とのネットワークの構築につとめてきました。今回の国際シンポジウムでは、これまで構築した在ミャンマー日本大使館と大学・研究者のネットワークを活用し、国際グループの藤枝絢子URA、園部 太郎URAが様々な場面で支援。シンポジウムには藤枝URAが参加し、研究者間の交流促進を支援しました。
シンポジウム会場の様子
ヤンゴン大学Pho Kaung学長の挨拶