京都大学学術研究支援室(KURA)は2017年10月25日(水)、国際ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム機構(Human Frontier Science Program Organization、HFSPO)と共催で、同プログラムに関する説明会を学術研究支援棟地下会議室にて実施しました。
説明会は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の協力を得て、京都大学だけではなく、学外の8機関からの11人を含む28人が参加しました。
説明会には、仏ストラスブールのHFSPO本部から研究グラント担当部長のDr. Geoffrey Richards氏と、事務局次長の水間英城氏が来日。水間氏がプログラム概要と日本の研究者の申請傾向などを説明後、Richards氏が、HFSPのプログラムにユニークな「学際性」や「新規性」といったポイント、また研究グラント申請の留意点を「良い例」と「悪い例」を挙げて解説しました。
続いて、HFSPグラントの採択者として本学の林康紀医学研究科教授が登壇し、経験者として申請・採択・研究実施の様々なトライアル・アンド・エラーの過程を紹介。同時に、グラント審査員の視点から、審査の具体的なプロセスについて解説しました。質疑応答では、「HFSP応募資格の『独立した地位』とは何か」といった、プログラム申請のための具体的な質問が寄せられました。
HFSPは最難関とも言える海外ファンドのひとつですが、今後もKURAでは、こういった外部資金の獲得にむけた研究者の挑戦を支援します。
【関連資料】
・説明会資料(HFSPグラント・フェローシップ説明資料、Dr. Richards、2017年版)
・ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム(HFSP) | 国際連携研究課 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
・Human Frontier Science Program(日本語版)
・科学を愛するあなたのための研究費があります|実験医学online:羊土社
・グローバルな基礎研究からブレイクスルーを起こす(AMEDによるHFSP紹介冊子)
水間英城氏 | Dr. Geoffrey Richards氏 |
林康紀医学研究科教授 | 会場風景 |
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