マレーシア・クアラルンプールのプトラジャヤ・マリオット・ホテルで2017年8月8日(火)、第7回東南アジアネットワークフォーラムが開催され、京都大学関係者やマレーシア政府関係機関の高官など、約150人が参加しました。
東南アジアネットワークフォーラムは、元留学生が現地で作る同窓生組織が京都大学の各研究所や現地の大学機関などと連携し、京都大学の研究成果を現地社会に還元することを目的に現地で関心が寄せられている学術テーマを取り上げています。マレーシアでの開催は3回目です。
今回は、マレーシア在住の元留学生の同窓会「京都大学マレーシア同窓会(MYKYOTO)」が中心となって、マレーシア国民大学(UKM)イスラーム文明研究所、政策提言や学術支援を行う「アブドゥラ・アフマッド・バダウィ記念協会(LEGASI)」、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)、京都大学ASEAN拠点などの協力を得て、「Forum on Islam, Civilisation and Science(FICAS2017)」との合同開催となりました。
東南アジアネットワークフォーラムでは「現代社会における文明と科学」をテーマにした基調講演で、京都大学の稲葉カヨ理事・副学長とアジア・アフリカ地域研究研究科の小杉泰教授が登壇。また、フォーラム前には、京都大学とUKM間で、大学間交流協定が締結されました。
学術研究支援室は京都大学ASEAN拠点との連携により、ASEAN地域の大学、研究者とのネットワークの深化につとめており、その一環として東南アジアネットワークフォーラムの企画と運営を支援しています。今後は2017年10月31日にベトナム、2017年11月1日にインドネシア、2018年2月24日にタイで開催予定です。
会場の様子
稲葉カヨ理事・副学長による講演
大学間交流協定締結式