ドイツ研究振興協会(DFG)のドロテー・ツヴォニック事務総長ら7人が3月10日、京都大学を訪問し、DFG日本代表部のヨーク・シュナイダー国際交流部部長らとともに、稲葉カヨ国際担当理事などを表敬しました。また、同日の意見交換会とセミナーに参加し、京都大学とドイツの協働に期待を寄せました。
午前の表敬では、ハイデルベルク大学京都オフィスのサビーネ・シェンク所長や三橋紫・国際戦略副本部長らが同席し、日独6大学ネットワーク「HeKKSaGOn」の取り組みなどを中心に、ハイデルベルク大学との協働、連携について情報を交換。午後は、研究者4人との意見交換会で、ハイデルベルク大学とのジョイントディグリーや研究交流の実績、今後の計画や予定などに加え、現在の課題などについても率直に話し合いました。
また、ツヴォニック事務総長は夕方のセミナーで、「ドイツの科学研究の未来を考えて」と題した講演で、ドイツにおける研究予算の増加について解説。ドイツが政策として、革新的な大学と次世代研究者に新たな資金を拠出し、大学支援プログラムに多額の予算を投入するなど、研究と高等教育に力を注ぐ現状を紹介しました。
今回の訪問で、DFGは京都大学とドイツの協働に期待し、支援を惜しまないとの姿勢を表明。今後KURAは、海外拠点と協力しながら、ドイツとのよりよい研究連携を進めていきます。