2024年9月9日、第51回京都大学宇治キャンパス産学交流会(生存圏研究所)が開催され、京都大学学術研究展開センター(KURA)理工系部門 宇治地区担当URAが開催に協力しました。今回の交流会は、京都大学生存圏研究所から2名、関連企業から1名の講演があり、47名が参加しました。
京都大学宇治キャンパス産学交流会は「京都大学宇治キャンパス産学交流企業連絡会」が京都府中小企業技術センターけいはんな分室を事務局として実施しているものであり、宇治キャンパスの4つの研究所(化学研究所、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所、防災研究所)における先端研究や民間企業における最新の研究課題等を紹介し、人的交流を通じて、地域産業の発展などの社会貢献に役立てることを目標としています。
今回は、本学の研究シーズの紹介として、小嶋 浩嗣 生存圏研究所 教授より「宇宙空間環境と計測技術」、杉山 暁史 生存圏研究所 教授より「植物微生物超個体–代謝物の解析から見えてきた新たな相互作用–」の講演がありました。また、株式会社環境総合リサーチの棟方 有桂 氏から「環境DNA分析で環境に優しい生物調査を」の講演がありました。講演後は、杉山 教授の案内によりDASHシステム(遺伝子組換え植物に対応できる大型温室と網羅的な分析機器を融合した実験施設)の見学を行いました。
参加者からは講演や実験施設を見学することにより、「わかりやすく興味深い話だった」「とても勉強になった」等の感想が寄せられ、活発な質疑応答や意見交換が行われました。
本交流会開催にあたり、京都府中小企業技術センターと本学教員の橋渡しを岡田 直樹 URAが担当し、村田 卓也 URA、田上 款 URA、長谷川 景子 URAが協力しました。