京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

↑

←

令和6年度INPIT「大学等の研究成果の社会実装に向けた知財支援事業(iAca事業)」に採択されました(2024年8月)

08.30 (Fri)2024

京都大学学術研究展開センター(KURA)は、令和6年度の独立行政法人 工業所有権情報・研修館(INPIT)「大学等の研究成果の社会実装に向けた知財支援事業(iAca事業)」に採択されました。
iAca事業は、知的財産マネジメントの専門家である知財戦略プロデューサーを大学等に派遣して、有望研究シーズの発掘と活用展開(スキーム①)から、当該シーズの事業化を目指す、スタートアップの創出(スキーム②)、或いは企業との産学連携構築(スキーム③)までに関わる活動をシームレスに支援することを目的としています。
KURAでは、2019-2023年度の各年度において採択された、特許庁・INPIT「知財戦略デザイナー派遣事業」により、主にライフサイエンス系知財シーズ発掘とその権利化に関わる活動を全学的に推進しました。本活動において、スタートアップ設立のための知財戦略策定に関わる相談が年度毎に増加傾向にあったため、iAca事業では、スキーム②に応募しました。応募にあたっては、支援シーズの設定と提示が必要であったため、将来事業として大きく成長する可能性を秘める2つの研究シーズを支援対象として選択しました。具体的には、バイオ関連として、西村 裕志 生存圏研究所 特定准教授、また医薬品関連として、松澤 秀一 医学研究科 特定准教授が、それぞれに目指すスタートアップ設立に向けた実効性の高い伴走支援を展開します。なお、支援体制としては、本事業から派遣される合田 公志郎 先生(知財戦略プロデューサー)、学内からは早乙女 周子 医学研究科 特定教授、及びKURAの中平 博之 URA・谷口 弘之 URAをコアメンバーとする構成としました。
iAca事業を通じて、KURAは大学発スタートアップの設立に貢献すると共に、参画するURAは、新規ビジネスの起業に必要な知識や支援スキルを習得します。今後もKURAは基礎研究成果の知財価値の最大化と、それに基づくスタートアップ創出を含む事業化に向けて、貢献して参ります。

CLOSE