2月26–27日に現地会場及びオンラインのハイブリッドで開催された「第5回京都大学ライフサイエンス ショーケース@San Diego 2024」（以下、本ショーケース）において、京都大学学術研究展開センター（KURA）生命・医薬系部門メンバーは出展可能なスタートアップの探索・発掘の検討を実施すると共に、本ショーケースの現地会場に参加し、出席者および関係者とのネットワーク形成を推進しました。国内外の企業から合計10社以上の参加がありました。
本ショーケースは、医学研究科が2019年にカリフォルニア大学サンディエゴ校キャンパス内に設置した現地運営型研究室「On-site Laboratory」を拠点に、ライフサイエンスに関わる先端的な研究開発シーズや基盤技術の事業化推進を目的として、2020年以降、毎年1回開催されています。具体的には、事業投資につながる交渉の場として、公募にて選定されたアカデミア発スタートアップと米国投資家等が直接、接点を持つためのピッチイベントを企画・運営しており、今回もそれぞれの事業提案について活発な討議が交わされるなど、盛況なイベントとなりました。
本ショーケースは、米国内で起業するための知識・ノウハウ・人脈を得る絶好の場でもあり、ライフサイエンス系のアカデミア発スタートアップの育成や活性化に寄与するものと考えます。
KURA生命・医薬系部門は今後も、スタートアップ起業を目指すライフサイエンス系の本学研究者の掘り起こしと、本ショーケースを活用した国際展開に向けた支援を実施し、本学の研究成果の社会実装に貢献して参ります。