2024年2月22日、京都大学学術研究展開センター（KURA）は工学研究科とともに、若手研究者による産学連携ネットワークイベント「Transform桂」を開催しました。ハイブリッド形式で、オンライン、会場合わせて134名の参加がありました。
本イベントでは材料・バイオ・環境分野における社会変革に向けた取組みをテーマに、研究発表、展示、ワークショップを行いました。研究発表では、京都大学及びベンチャー企業の研究者計6名の方にご登壇頂き、有機エレクトロニクスから、バイオケミストリー、水環境、GX等幅広い分野における学術的な内容、社会実装での課題や展開等について紹介頂きました。会場やオンラインから多くの質問があり、その後の展示も技術交流の場として大変賑わいました。
イベントの最後に設けたワークショップでは、KURAより若手研究者産学連携活動趣旨である、次世代人材育成活動の紹介を行った後、材料、バイオ、環境の各分野における産学連携の在り方や期待される技術及び課題等について活発な議論がありました。「社会実装には技術開発に加え、コストや“社会にどう受け入れてもらうか”の視点が必要」、「大学には真理を追究する役割がある。連携強化には企業と大学の分担の明確化が重要等」他、連携に有益な意見を今後に生かすべく、参加者で共有することができました。
KURAでは今後もこのようなイベントを通じ、若手研究者の人材育成や産学連携ネットワーク構築への貢献を図っていきます。

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研究発表の様子

展示会場の様子