2023年10月4日、京都大学学術研究展開センター(KURA)は工学研究科とともに、女性研究者による産学連携ネットワークイベント「Meジェネ」を開催しました。ハイブリッド形式で、オンライン、会場合わせて88名の参加がありました。
本イベントはダイバーシティ実現の観点で本学が実施する全学的な研究支援の一環であり、アカデミア及び企業における女性研究者の活躍例紹介と、産学連携ネットワークの構築を趣旨としています。女性研究者イベントとしては、昨年9月に開催の「桂ジェネ」に続き、2回目の開催となります。イベントの構成としては発表の部を【第1部】研究発表(革新的計測技術と各種データ解析技術)、【第2部】Geneトークラウンジ(キャリア形成)の2部構成とし、発表の部終了後、会場に隣接する展示ブースで展示交流を行いました。
今回新たに設けた【第2部】Geneトークラウンジでは、キャリア形成に関するトピックスとして“女性の起業”に着目しました。ご登壇頂いた、羽生 祥子 株式会社羽生プロ 代表取締役 社長からは起業に関するご自身の経験や女性起業家支援に関する最新情報等の紹介があった他、進藤 かおり 株式会社パソナグループ 常務執行役員からは女性起業家コンテストやアクセラレーションプログラム等の支援内容や、研究者の具体的な起業例を紹介頂きました。
その後登壇者をパネラーとして迎えた意見交換では、研究者としてのキャリア形成、アカデミア・企業・実業界でのネットワーク構築例等について更に意見を交わし、登壇者より学生・若手研究者に向けて、「ライフイベントがあっても研究は続けれられる、支援はある」「企業に勤めるなら、是非新規事業に」「自分の人生は自分で設計する」等のメッセージがありました。本イベント終了後の参加者アンケートでは「アカデミア、企業の実際の取組みが分かった点、女性活躍にかかる発信・普及を女性のためだけのイベントとしていない点等、非常に良かった」等の声が寄せられ、本イベントへの興味・関心の高さが伺えました。今後もこのような活動を通して、女性研究者及び若手研究者支援を継続的に行っていきます。
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Meジェネ発表会場の様子(桂図書館2F)