2023年10月2日、京都大学学術研究展開センター(KURA)は、インド工科大学などトップ9校の学長などの本学表敬訪問を支援しました。本表敬訪問に本学からは湊 長博 総長が出席したほか、河野 泰之 国際戦略本部長、平島 崇男 大学院教育支援機構長とならび、KURAからは石川 冬木 センター長、佐々木 結 URAが同席しました。
この表敬訪問は、9月30日開催の科学技術振興機構(JST)主催「第2回日印大学等フォーラム」、つづくSTSフォーラムが京都で開催された機会を利用して実現したものです。本フォーラムや表敬訪問に向け、KURAでは大学院教育支援機構、国際交流課と連携し、大石 万寿美 事務担当職員、大原 有理 URAと共同でインドからの出席校との共同実績をとりまとめたほか、出席各校代表との意見交換を調整しました。
参加したインドの学長らからは、学生の短期インターンシップの試行から関係を深めて行くことに前向きな反応があった一方で、日本の大学は総じてインドにおいてビジビリティが低いことが課題である点も指摘されました。石川 センター長は、インドとの学術交流を中心とした連携窓口として新たにKURAに設置したインドデスク(India Desk)を紹介。様々な研究機関とのコンタクトを築き、本学研究者との間で適切な縁結びをすることで、持続的な関係構築を目指していることを示し、今後、本学からのインド渡航の機会などを通じ、研究者や学生の往来・交流の機会を増やしていく方向性についても確認しました。
本学 湊 総長とインドの大学代表が対面で出会う場としては本年三度目の機会となり、物理的な距離を超え相互理解が徐々に深まりつつあることを実感する機会となりました。2024年1月には、大学院教育機構、ASEAN拠点、KURAが共同でインド各地の研究機関を訪問し、さらにこの関係を深めていく予定です。