2023年6月30日、京都大学学術研究展開センター(KURA)の大西 将徳 URAは、医学研究科が開講する「ヘルスサイエンス研究の進め方」にて講義を担当しました。25名の学生が受講しました。
本講義は、医学研究科社会健康医学系専攻専門職学位課程の学生等を対象としており、医療・ヘルスサイエンス研究を進めるにあたって必要となる明確で正確なコミュニケーションの基本や研究・出版の倫理、また研究費獲得・研究成果公表に向けた申請書やポスターの作成方法を学ぶことを目的としています。大西 URAは「研究資金の概要と研究資金獲得に向けた申請書作成のポイント」を担当し、研究を進める上で大切になる研究資金の概要を伝えるとともに、競争的な研究費申請の際に必要な “提案書”(申請書)の考え方を整理し、研究資金獲得に向けたスキルアップを目的とした講義を行いました。
講義の中では、日本学術振興会特別研究員や大学院生でも獲得できる研究資金等について質疑がありました。また受講後の感想では「科学の発展のためには基礎研究も非常に重要だと思うので、ボトムアップ型の研究に国の予算が割かれることは非常に重要だと思います。」、「研究資金の提供先によって記載内容を吟味するということは目から鱗であった。審査する側の視点を意識して書く重要性を学び、自分の研究費獲得に活かしていきたいと思った。」など、今後につながる学びとなったことが伺えました。KURAでは、今後もURAの専門性を活かして、本学の研究推進に貢献していきます。