2023年3月3日、第45回京都大学宇治キャンパス産学交流会<化学研究所>が開催され、京都大学学術研究展開センター(KURA)理工系部門メンバーが協力しました。
京都大学宇治キャンパス産学交流会は、京都府中小企業技術センターけいはんな分室を事務局として実施しており、宇治キャンパス4研究所(化学研究所、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所、防災研究所)の先端研究や民間企業における最新の研究課題等を相互に紹介し、人的交流を通じて、地域産業の発展などの社会貢献に役立てることを目標としています。
今回は新しい試みとして、化学研究所が加入する4大学で構成される学際統合物質科学研究機構(IRCCS)の成果報告会と共催の形で会を開催しました。
IRCCSからは14名、関連企業から1名の講演があり、約200名の参加がありました。
本会では、産学ワークショップが開催され、木質バイオマスの化学品への変換をテーマに産学双方のプレゼンテーションが実施されました。
ポスター会場では、産学交流会に参加する10社の企業が企業展示・ポスター発表を行い、企業と大学と直接話をする機会が持てたことは有意義でした。
出展企業からは「1~2年に1度くらいの頻度でミニ展示会を併設出来たら、企業とアカデミアがもっと近くなる」という前向きな改善意見が寄せられました。
頂いたご意見を次年度以降の開催の改善に活用していきたいと思います。
本交流会開催では、KURA理工系部門URA(池田 郁子、村田 卓也、田上 款)が京都府中小企業技術センターと教員の橋渡しを担いました。