京都大学学術研究展開センター(KURA)は2023年2月、『科研費申請書の教科書』の英語版である『Guidelines for Writing KAKENHI Proposals (Fourth Edition)』を作成・発行しました。
『科研費申請書の教科書』は、基盤研究・若手研究の研究計画調書作成時に留意すべきポイントをまとめた冊子で、英語版は科研費申請資格を有する京都大学の海外出身研究者に配布しています。 第4版から、PDF版の閲覧も可能となっています。
英語版科研費申請書の教科書の初版は、KURAが2013年に作成した『科研費申請書の教科書(Version 1.2)』を英訳して発行されました。海外出身研究者が多く在籍する沖縄科学技術大学院大学(OIST)の外部資金獲得セクションとの共同による数度の改訂を経て、今回の第4版は、KURA責任編集により新様式や制度変更に対応した最新版です。
海外出身研究者が日本で意欲的な研究を続けていくためには、基盤研究費としての科研費獲得が必要です。一方で、海外出身研究者の多くは、日本での研究費申請には慣れておらず、自国との申請書の違いに戸惑うことも少なくありません。そのため英語版は、制度に馴染みのない海外出身研究者にも伝わりやすいオリジナルの内容を盛り込んでいます。
『Guidelines for Writing KAKENHI Proposals (Fourth Edition)』が本学海外出身研究者の科研費申請と採択のきっかけとなり、日本での充実した研究生活を後押しすることにつながれば幸いです。
本書の編集は、KURAの佐々木 結 URA、斎藤 知里 URA、大石 万寿美 事務担当職員が行いました。
『Guidelines for Writing KAKENHI Proposals (Fourth Edition)』詳細はこちら(学内限定)