京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

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第44回京都大学宇治キャンパス産学交流会<防災研究所>の開催に協力しました(2022年12月12日)

12.27 (Tue)2022

2022年12月12日、第44回京都大学宇治キャンパス産学交流会<防災研究所>が開催され、京都大学学術研究展開センター(KURA)理工系部門宇治地区メンバーが開催に協力しました。今回の交流会は、京都大学防災研究所から2名、関連企業から1名の講演があり、約40名の参加がありました。
京都大学宇治キャンパス産学交流会は、「京都大学宇治キャンパス産学交流企業連絡会」が京都府中小企業技術センターけいはんな分室を事務局として実施しているものであり、宇治キャンパスの4つの研究所(化学研究所、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所、防災研究所)における先端研究や民間企業における最新の研究課題等を相互に紹介し、人的交流を通じて、地域産業の発展などの社会貢献に役立てることを目標としています。

本学の研究シーズの紹介として、西嶋 一欽 防災研究所 准教授より「センサーを作って風を測る」の題目で、近年の強風被害に伴う技術課題等の概要と、局所的な風圧や風速を精緻に捉えられるよう独自に開発した「風速計」について紹介がありました。

次に、角 哲也 防災研究所 教授からは「近年の豪雨災害の頻発化を踏まえたダムの役割」の題目で、降雨予測の活用やダム施設の改良(ダム再生)さらに、カーボンニュートラルに貢献する水力発電の拡大に向けた最新の取り組みについて紹介がありました。

企業からは、鳥山 亜紀 清水建設株式会社 設計本部 プリンシパルより「医療施設におけるタイムライン防災計画策定と医療継続計画支援システムの開発」の題目で、防災研究所と共同で進めている医療施設における科学的な根拠にもとづいた実践的なタイムライン作成手法と、災害時の医療継続に向けた情報共有システムの開発について紹介がありました。

講演後は防災研究所の防災ミュージアムと境界層風洞実験室を見学し、最先端の研究をより身近に感じることができました。

本交流会開催にあたり、京都府中小企業技術センターと教員の橋渡しを、KURA理工系部門URA(村田 卓也池田 郁子田上 款)が担いました。

 

 

 

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