京都大学学術研究展開センター(KURA)は、京都大学「ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点」への支援の一環として、本学百周年時計台記念館国際交流ホールにおける公開シンポジウムを企画・運営しました。
本拠点がJST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)の地域共創分野・育成型に採択されてから1年が経過したことから、今後の展開に向けて、この期間における成果を発信するとともに、京都府をはじめ関係自治体や地元企業等とともに作り上げた拠点ビジョンを紹介することを目的として、KURAの伊藤 健雄 URA、山村 奈津子 URA、岡本 昌彦 URA、菅井 佳宣 URAが協力し、今回のシンポジウムを企画しました。
最初に、空気の資源化技術を基盤として、京都の産業活性化に貢献する本拠点の取り組みとビジョンについて、プロジェクトリーダーの沼田 圭司 工学研究科 教授、プロジェクトリーダー補佐の足利 健淳 京都府商工労働観光部 ものづくり振興課長、髙橋 雅俊 株式会社島津製作所 基盤技術研究所 新事業開発室 室長から紹介されました。その後、京都の伝統産業の活性化や地域の新しいスタートアップ創出、京都の自然資源を活用した地域産業の創出やその事例紹介があり、参加者とビジョンを共有するとともに、本拠点との連携にまで話題は及びました。
本シンポジウムには、大学・企業・自治体・省庁等から参加登録者約180名(オンライン参加含む)、当日会場参加者85名と多くの方にご参加いただきました。また、講演にも多くの質問やコメントが参加者から寄せられ、本拠点の取組に対する関心の高さがうかがわれ、盛況裡に閉会しました。
KURAでは、今後も本拠点の活動を支援していきます。
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