2022年9月16日に、京都大学学術研究支援室（KURA）が運営する【間:AI DA】プログラムは、ゲーテ・インスティトゥート 大阪・京都／ヴィラ鴨川と共同で「鳥の言葉と音楽」をテーマに第4回Kamogawa Talkをオンラインで開催しました。　

　作曲家/ピアニストであり、鳥のさえずりの構造をもとにした音楽プロジェクト『Vogelsprachen（鳥の言葉）』を主宰するヤコポ・サルヴァトーリ氏と、動物、中でもシジュウカラの言語によるコミュニケーションに関する研究に取り組む、鈴木 俊貴 白眉センター 特定助教をゲストに迎え、「鳥の言葉と音楽」をテーマに議論を行いました。
　野外観察や行動実験を元に知り得たシジュウカラの豊かな会話の世界を鈴木 特定助教にご紹介いただきつつ、幾種類もの鳴き声を持つシジュウカラの声を録音・分析して作曲したサルヴァトーリ氏の作品を配信していただき、「言語」とはヒトのみが持つコミュニケーション手段なのか？について議論していただきました。オンライン参加の視聴者からも多くのご質問をいただき、「近い将来、鳥と話すことができるような気がしてワクワクした」「異分野の二人の対話がとても面白く、互いに敬意を払っているのが伝わってきた」などの感想が寄せられました。鈴木 特定助教とサルヴァトーリ氏の継続的な交流の契機ともなりました。

　本セミナー開催にあたり、ゲーテ・インスティトゥートや学内研究者との企画調整や広報を【間:AI DA】プログラム担当チーム（園部 太郎 URA、小山田 彩 URA、豊田 裕美 URA、村角 智恵 事務担当職員）が担い、当日のモデレーターは佐々木 結 URAが務めました。

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