京都大学学術研究支援室(KURA)の人社系プログラムメンバーが参画している人文・社会科学系URAネットワーク*1では、2021年12月に開催された人文・社会科学系研究推進フォーラム 第1回「総合知」勉強会 に続き、第2回の勉強会を2022年5月24日(火)にオンラインにて開催しました。
第2回となる今回は、「総合知をつくる知のマネージメント〜URAに求められる活動を考えよう!〜」 と題し、幹事校*2の13大学を中心とした14大学・機関より「総合知」に関する事例のピッチ発表が行われました。今回の勉強会では、この事例発表をもとに、「総合知」創出において人社系の知を盛り込む際の課題やURAの関わり等の現状を読み解き、その結果をURA業務にどのように活かしていけるか、その方法の議論を深めることを目的としています。KURAからは、「人社系研究リソースの可視化と総合知」と題し、人社未来形発信ユニット の委託でKURAの人社系プログラムメンバー等が作成を担当した人社系ハブサイト について、稲石 奈津子 URA が発表を行いました。
本勉強会は(一社)RA協議会 スキルプログラム専門委員会の「テーマ別勉強会2021」の支援を受け開催されています。第1回は幹事校のメンバーを中心に、参加者を限定して開催されましたが、第2回は広く参加者を募った結果、URAを中心に160名の参加がありました。政策関係者、資金配分機関担当者の参加も多く、「総合知」というテーマに対する各方面からの関心の大きさを改めて知る機会となりました。
当日、KURAからは人社系プログラムメンバー(佐々木 結、藤川 二葉、天野 絵里子、藤田 弥世)を中心に複数のURAが参加しました。人文・社会科学系URAネットワークでは、RA協議会年次大会でも「総合知」をテーマにセッションを開催することを計画しており、今後も「総合知」に関する取り組みを続けて行く予定です。
*1人文・社会科学系URAネットワーク
2014年以来、「人文・社会科学系研究推進フォーラム」を連携開催している幹事校URAを中心とした、人社系業務担当者のゆるやかなつながり。イベント開催や情報共有等の活動基盤として機能している。
*2幹事校
大阪大学経営企画オフィスURA部門、京都大学学術研究支援室(KURA)、筑波大学URA研究戦略推進室/ICR、琉球大学研究推進機構研究企画室、早稲田大学研究戦略センター、北海道大学大学力強化推進本部URAステーション、横浜国立大学研究推進機構、中央大学研究推進支援本部、広島大学学術・社会連携推進機構URA部門、東京大学リサーチ・アドミニストレーター推進室、東北大学研究推進・支援機構URAセンター、新潟大学研究企画室、神戸大学学術研究推進室の13大学 (2022年5月末時点)