京都大学 学術研究支援室(KURA)海外出身研究者支援チームは、2022年5月18日に今年度3回目となるネットワーキング・イベント「Meet Your KU Community!」をオンラインで開催しました。当日は23名(うち研究者18名)が参加しました。本イベントは研究分野や所属を超えて京都大学の外国人研究者の交流を促し、サポートすることを目的としています。
当日はマイケルウォルター・キャンベル 文学研究科 助教より「ウィトゲンシュタインとゲシュタルト心理学」というテーマで、有名な「アヒルとうさぎのだまし絵」を用いゲシュタルト心理学の歴史や、同じ物を見ていても見る人によって見え方が異なるという現象、そしてゲシュタルト心理学が後期ウィトゲンシュタインに与えた影響などの発表がありました。
発表後には、齋藤 直子 教育学研究科 教授よりコメントをいただいたのち、仏教学、情報学や臨床心理学の研究者からも、キャンベル 助教がゲシュタルト心理学に関心を持ち始めた理由、現在の具体的な研究関心に関する活発な質疑がありました。
今回のセミナーはKURAの佐々木 結 URAが司会進行を務め、小山田 彩 URAが企画・運営をサポートしました。今後も海外出身研究者支援チームでは、海外出身研究者への支援の提供、研究力が最大化される環境づくりに努めていきます。
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