2022年2月21日に第41回京都大学宇治キャンパス産学交流会<化学研究所>を開催しました。京都大学学術研究支援室(KURA)宇治地区担当のURA(池田 郁子 、村田 卓也 、田上 款 )が開催に協力しました。
本交流会では、京都大学化学研究所から2名、企業から1名の講演があり、約70名の参加がありました。URAからも持続可能社会の実現につながる材料研究に関わりのある研究者の講演を提案しました。
京都大学の研究シーズの紹介として、一人目の講演者、坂本 雅典 化学研究所 准教授より「赤外光エネルギー変換技術の開発と応用」という題目で、未利用エネルギー資源である赤外域の太陽光(熱線)を利用し、透明な窓ガラスでの太陽光発電のような次世代技術を実現し得る材料の研究開発について紹介がありました。
二人目の講演者、登阪 雅聡 化学研究所 准教授からは「ポリマー結晶の温故知新〜超強力材料を目指して〜」という題目で、現代の社会基盤に欠かせない高分子材料について、強度と構造の関係性を理解する従来の基礎理論と近年新たにわかってきた知見の紹介がありました。
企業からは、株式会社堀場テクノサービス 分析技術本部 中野 ひとみ 氏より、同社の新本社ビルの紹介や、同社注力事業として各種計測分析ソリューションの紹介、最近の分析トピックスとして「はやぶさ2」試料分析プロジェクトに参画した事例などの紹介がありました。
最後に、京都府中小企業技術センターけいはんな分室をはじめとする関係者の皆さま、産学連携委員長である 竹中 幹人 化学研究所 教授をはじめとする先生方とスタッフの皆さまに感謝の意を表します。
坂本 雅典 准教授
登阪 雅聡 准教授
株式会社堀場テクノサービス
中野 ひとみ 氏