京都大学学術研究支援室(KURA)の人文・社会科学系研究支援プログラムメンバーが参画している人文・社会科学系URAネットワーク*1では、2021年12月22日に人文・社会科学系研究推進フォーラム 第1回「総合知」勉強会をオンラインにて開催しました。
人社系URAネットワークでは、今まで年1回のフォーラムと、年数回のJINSHA情報共有会を開催してきましたが、これらとは別に、本勉強会は(一社)RA協議会 スキルプログラム専門委員会の「テーマ別勉強会2021」の支援を受け、幹事校*2のメンバーを中心に、参加者を限定した勉強会として開催されました。
第6期科学技術・イノベーション基本計画で示される「総合知による社会変革」に向けて、人文・社会科学の振興と総合知の創出、そしてそれに対する大学等の研究現場での研究支援については、人社系URAの重要なトピックとなっています。9月のRA協議会第7回年次大会のJINSHA情報共有会セッションでは「Powered by人社支援」と題し、「総合知」をテーマに発表と議論が行われましたが、今回の勉強会は、その時の議論と「総合知」に関する理解を更に深める意図で計画されました。第1回の勉強会では、内閣府科学技術・イノベーション推進事務局にて検討が行われている「総合知戦略」について、その検討のとりまとめを行っている佐野泰三氏からご講演いただきました。講演後は、佐野氏と参加URAの間で大変活発な質疑応答とディスカッションが展開されました。
当日は33名のURAの参加があり、KURAからは稲石 奈津子URA、佐々木 結URA、藤川 二葉URAの3名が参加しました。人文・社会科学系URAネットワークでは、第2回以降の勉強会企画へとつなげることも当初より計画しており、今後も「総合知」に関する勉強会を開催する予定です。
*1人文・社会科学系URAネットワーク
2014年以来、「人文・社会科学系研究推進フォーラム」を連携開催している幹事校URAを中心とした、人社系業務担当者のゆるやかなつながり。イベント開催や情報共有等の活動基盤として機能している。
*2幹事校
大阪大学経営企画オフィスURA部門、京都大学学術研究支援室(KURA)、筑波大学URA研究戦略推進室/ICR、琉球大学研究推進機構研究企画室、早稲田大学研究戦略センター、北海道大学大学力強化推進本部URAステーション、横浜国立大学研究推進機構、中央大学研究推進支援本部、広島大学学術・社会連携推進機構URA部門、東京大学リサーチ・アドミニストレーター推進室、東北大学研究推進・支援機構URAセンターの11大学(2021年12月末時点)