さる11月と12月の2回にわたり、次世代研究者を対象に“DNA (Doitsu-Nihon-Academy) for ECRs (Early Career Researchers)”を実施しました。これは、学術研究支援室国際グループのURAがドイツ学術交流会(DAAD)と共に今年度、立ち上げたプロジェクトで若手研究者のスキルアップを企図した研修シリーズです。ドイツ研究振興協会(DFG)日本代表部の立ち上げに携わり、後に代表も務められたDr. Iris WIECZOREKさんに講師を依頼、夏に行われた「プレゼンテーション」「ネットワーキング」に続いて今回は「タイムマネジメント」「プロジェクトマネジメント」がテーマでした(コロナ禍を考慮し、オンライン開催)。
DNA、即ち「ドイツ日本アカデミー」とあるように日独の交流が特長で、今回は本学から7名(うち女性4名)、ドイツから6名の計13名が参加しました(研究を志向する修士課程、博士課程学生)。オンライン座学の前後にグループワークやソーシャル・イベントの時間を設けて、バーチャルではありますがネットワーキングを促すことも重要な目的の一つです。
共に同じテーマに取り組むことで実感される違いは、研究の多様性や学際性にもつながる課題で、オンラインでのコミュニケーションに慣れた参加者たちは積極的に交流を図りながらそれを実感できたことと思います。
URAは本プログラムの企画検討、参加者の募集や選考さらには事後のフィードバックに至るまでその運営支援に主体的に携わっています。