京都大学学術研究支援室(KURA)は2021年7月6日、今年度第1回目の英語による科研費説明会「KAKENHI July Seminar」をオンラインで開催しました。本説明会は、主に海外出身研究者を対象とし、当日は59名(うち研究者37名)が参加しました。
KURAによる科研費の制度説明や申請支援内容に関する説明に続き、科研費の審査員経験を持つ若宮淳志 化学研究所教授が、審査員の視点から見た申請書作成時の注意点と評価のポイントについて、具体的な事例を交えながら発表を行いました。続いてWang Tao 経済学研究科准教授が、昨年秋の着任後まもなく申請し採択に至った自身の経験談や申請時のコツについて、実体験を交えながら話しました。
その後の質疑応答では、申請書を日本語もしくは英語のどちらで記入するのが良いかという点や、科研費を獲得するための戦略に関する質問が寄せられたほか、審査員から見た申請書のアドバイス等の意見交換が行われました。
開催後のアンケートでは、特に審査員、採択者の経験談が好評だったほか、セミナーの形式に関して、対面よりオンラインでの開催を希望する人が昨年度より増えており、オンラインでも情報伝達や意思疎通が効果的に行えることが確認できました。本説明会は、海外出身研究者支援チーム の小山田 彩URAが中心となり企画・広報・当日の進行を行い、その他の海外出身研究者支援グループ5名(佐々木 結URA、桑田 治URA、斎藤 知里URA、西田 美耶 事務担当職員、上村 綾菜 事務担当職員) が運営を行いました。KURAでは、今後も英語の科研費説明会や計画調書ブラッシュアップを通じ、海外出身研究者の研究力が最大化される環境づくりに努めていきます。
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