京都大学学術研究支援室（KURA）は2021年6月9日、2019年度SPIRITS成果報告会をオンラインにて開催しました。
SPIRITSは、京都大学の国際化、未踏領域への挑戦、イノベーションの創出を促進するチーム研究プロジェクトを支援する学内ファンドプログラムで、KURAと本学の研究推進課が協働で運営しています。本プログラムでは各プロジェクトに対し、資金だけでなくKURAのリサーチ・アドミニストレーター（URA）によるサポートを2年にわたり提供しています。

今回の成果報告会は、2019年度に採択された15件のプロジェクトの活動成果を学内に発信することを目的として開催しました。
報告会は二部で構成され、第一部ではまず佐治英郎 学術研究支援室室長、そして時任宣博 研究、評価、産官学連携担当理事よりご挨拶をいただきました。次いで15プロジェクトの研究代表者が3分ごとのライトニングトークで成果を発表し、本学の研究者や学生、事務職員、URAなど約90名がSPIRITSから生まれた多彩な成果を視聴しました。
第二部では、宮野公樹 学際融合教育研究推進センター准教授からの話題提供を受け、「コロナで変わったわたしの研究」というテーマのもと、研究者とURAが4つのグループに分かれてディスカッションを行いました。ディスカッションでは、コロナ禍の影響を受けて思うように研究活動が行えない中でも研究を継続し、優れた成果を創出するための工夫やネットワークを拡大するための工夫、そして今までにない環境の中で得た気づきなどについて、研究者間で意見交換が行われました。

2019年度採択プロジェクトの成果は、K.U.RESEARCHでも公開しています。
今回は、2019年度に新設した「人文知の未来形発信」重点領域から初の終了プロジェクトが出て、多言語出版や新たな分野の国際ネットワークという人文・社会科学系 ならではの成果が目を惹きます。ぜひご覧ください。