令和3年3月に発足した文部科学省第11期国際戦略委員会等においても、国際連携を担うURA人材育成を求める声が高まってきました。京都大学学術研究支援室(KURA) 国際グループの園部 太郎 URAと斎藤 知里URAは、数年前よりASEAN各国のURA類似職と先行的に対話を重ね、国際担当のURAとしての役割やスキルについて共通認識を醸成し、各国でURAのような役割を担っている若手研究者らとのネットワークを構築してきました。
この度、これまで地道に進めてきた取り組みが縁となり、2021年5月22日にオンラインで開催されたThai Young Scientists Academy (TYSA)の年次総会へ招かれ、アジアの若手研究者のスキルアップをお題とするパネルデイスカッションで講演を行いました。園部URAは、20年にわたりタイをはじめASEAN各国と研究交流を続けてきた経験をもとに、プロジェクトの目的や地域性・年代等に応じて適切な学術活動を推進する大切さについて発表を行いました。約40名のタイ人研究者の他、インド、インドネシア、マレーシア、ベトナムの若手研究者ネットワーク代表も興味深く耳を傾けていました。
当日の講演の様子はTYSAのフェイスブックより閲覧できます。
https://www.facebook.com/TYSAonline/
KURAは今後も関係者と協力しながら、日本とASEANの架け橋となり科学技術イノベーションを推進していきます。