京都大学学術研究支援室 (KURA)は、2021年4月22日に生命科学研究科との共催で、若手研究者を対象としたオンラインでのワークショップ<「競争的研究資金を勝ち取り自分のキャリアをデザインしよう」-JST「さきがけ/ACT-X」、AMED「PRIME」、JST「創発」への挑戦->を開催しました。
本ワークショップでは、春の大型研究資金公募シーズン(JST-CREST/さきがけ/ACT-X、JST創発的研究支援事業)を前に、①生命科学研究科のより幅広い若手研究者を中心にこれらグラントのことについて知ってもらい申請意欲を高めてもらうこと、②過去に採択された研究者のお話しを聞き学びの機会とすること、③生命科学研究科の若手研究者同士のコミュニケーションの場としてもらうことを目的としました。
本ワークショップでは、垣塚彰 生命科学元研究科長・教授による趣旨説明の後、粂田昌宏 生命科学研究科助教の全体司会のもと、これまで生命科学研究領域でJST-CREST、さきがけ、AMED-PRIME、JST-創発的研究支援事業に採択された4名の研究者に、グラントの採択のポイントや各グラントの活用で研究をどのように大きくすることができたかなどについて、説明いただきました。最後にKURAより、JST-CREST/さきがけ/ACT-X、PRIME、JST-創発的研究支援事業の応募要領や本学の最近の申請・採択状況などを紹介しました。本ワークショップでは、生命科学研究科、農学研究科、白眉センター、理学研究科、KURAなどから約80名参加し、活発な質疑がありました。また、ワークショップ終了後には、発表者・参加者の有志が集まり、オンライン懇親会が行われました。本イベント 終了後には、参加者より今年度のさきがけ、創発的研究支援事業などへの申請支援の依頼もいただいています。
本イベントは、本部理系地区チーム(松岡 信也URA 、安永 隆亨URA、太田 一陽URA、浅見 智子URA)が垣塚教授ならびに粂田助教らと共同で企画・準備に関わり、またKURAからの公募概要・新領域・申請注意事項等の紹介に関しては坂本 翼URA・大西 将徳URA・下重 幸則URAからの支援も得ました。KURAは今後も、全学対象の企画はもとより、今回のような特定の部局を対象としたイベントの共催や支援等を通じて、本学の研究力の強化に貢献していきます。
ワークショップのチラシ