京都大学学術研究支援室(KURA)は、2021年2月18日から19日にかけて行われた第4回京大・ボルドー大学共催シンポジウムの開催を支援しました(担当:坂本 翼URA)。
本学とボルドー大学は、2014年に開催された国際シンポジウムを機として全学学術交流協定を締結しており、その後もシンポジウムやワークショップを多く重ねながら研究交流を図ってきました。このたびの第4回シンポジウムは2019年10月に締結された戦略的パートナーシップを記念したもので、エネルギー科学、医学、アフリカ地域研究の3つの重点分野に属する研究者が、アフリカの未来をめぐる様々な知見を交換することを目的として開催されました。
シンポジウム初日は、ボルドー大学のマニュエル・チュノンド ララ学長および本学の湊長博総長の基調講演を皮切りとして、在京都フランス総領事館のジュール・イルマン総領事、フランス国立科学研究センターのアントワーヌ・プチ理事長といった来賓から多くの賛辞が送られ、日・仏・アフリカ三者のトライアンギュレーションに基づく共同研究に強い期待が寄せられました。これに続く2つのセッションでは、各国、各分野の研究教育事情に精通した専門家がそれぞれの見地から連携の道筋を探り、本学とボルドー大学の間で締結された戦略的パートナーシップが今後向かうべき将来像を提示しました。二日目には、エネルギー科学、医学、アフリカ地域研究が分科会形式で個別に討議を重ね、より具体的な項目に沿ったアクションプランを策定しました。
両日合わせると、総勢200名弱の研究者がアクションプランの検討に貢献したことになり、中でも、アフリカから参加した研究者や専門家からなされた発言には強い自信と期待がみなぎっていました。今後はこのプランに基づき、ボルドー大学との間でさらなる研究教育を進めてゆきます。
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パートナーシップ協定ANNEXの署名式