京都大学学術研究支援室(KURA)のリサーチアドミニストレータが、National Council of University Research Administrators(NCURA)の2021 Financial Research Administration Conferenceにて間接経費に関する発表を行いました。本発表は9月にオンライン開催されたRA協議会第6回年次大会で実施した「間接経費の可視化」セッションをきっかけに、NCURA関係者から声をかけていただき実現しました。
今回の発表は、「 Indirect Costs at Foreign Institutions」と題し、先ず大西 将徳URAより日本の間接経費導入の経緯や特徴を概観しました。続き、田上 款URAが代表して、京都大学・名古屋大学・千葉大学の間接経費に関する制度改革につき説明し、東京工業大学の原豊産学連携部門長・上席URAから東京工業大学の事例を紹介しました。最後に「間接経費は単なる必要経費の補填ではなく、将来の研究開発を見据えた積極的な投資である。このことを伝えるためにも大学は更なる間接経費の可視化に務める必要がある」と締めくくりました。
本発表は事前録画という形をとり、NCURA会期中3月17日に放映され、質疑応答が行われる予定です。(質疑応答についての活動報告はこちら)
プログラム: https://www.ncura.edu/fra/Education/ConferenceProgram.aspx
本発表に御協力いただいた、名古屋大学・千葉大学・東京工業大学に感謝すると共に、今後も各大学関係者と連携して、よりよい研究環境の実現に向けて努力していきます。